天井カセット型エアコンの家庭用での取替え機種ですね。
天井カセット型エアコンは、一般的な壁掛け型と異なり、ハウジングエアコンやマルチエアコンのカテゴリーに含まれることが多く、機種選定にはいくつかの重要なポイントがあります。
主なメーカーとしては、ダイキン、三菱電機、パナソニック、日立などが家庭用の天井カセット型エアコン(埋込形)を製造・販売しており、それぞれに特徴があります。
機種選定のポイント
- 現在の設置状況(カセットの方向、サイズ):
- 現在設置されているカセットの方向(1方向、2方向、4方向など)と同じタイプを選ぶのが、工事の手間やコストを抑える上で基本です。
- 特に家庭用では1方向タイプがよく使われます。
- 畳数・能力:
- 設置するお部屋の広さ(畳数)に合った能力(kW)の機種を選ぶ必要があります。
- 電源:
- 単相100Vか200Vか、現在の電源状況を確認してください。
- 機能:
- 省エネ性能(省エネ基準達成率):電気代を抑えたい場合に重要です。
- 清掃機能(フィルター自動お掃除、内部クリーンなど):メンテナンスの手間を減らしたい場合に便利です。
- 気流制御: 隅々まで快適にしたい、人に風を当てたくないなど、求める気流の機能があるか確認します。
- 換気・加湿機能: ダイキンの一部の機種などには、換気や加湿ができるモデルがあります。
主要メーカーの傾向
| メーカー | 特徴・強み | 代表的なシリーズ(家庭用埋込形など) |
|—|—|—|
| ダイキン | 業務用でも高いシェア。換気・除加湿ができる機種や、きめ細やかな気流制御が可能な機種がある。省エネ性能も高い傾向。 | うるるとさらら(CRシリーズ)、C/CV/GVシリーズなど |
| 三菱電機 | 省エネ性に優れる機種が多く、ランニングコストを抑えたい場合に有利。デザインがシンプルで、小能力タイプもラインナップされている。 | 霧ヶ峰(MLZシリーズなど) |
| パナソニック | 清潔さにこだわった機能(内部クリーン、除菌・脱臭フィルターなど)を搭載したモデルが多い。 | BCシリーズ(1方向)、BWシリーズ(2方向)など |
結論として
「これが一番」と特定するのは難しいため、以下の点を考慮して機種を絞り込むことをお勧めします。 - 現在ご使用のエアコンのメーカー・型番を控え、後継機種や互換性のある機種をまず探す。
- 設置予定の部屋の畳数とカセットの方向を決める。
- 譲れない機能(省エネ、自動お掃除、換気・加湿など)を優先順位付けし、各メーカーのラインナップを比較する。
取替え工事は専門的な知識と技術が必要なため、エアコン販売店や工事業者に現地調査を依頼し、現在の機種や設置状況を見てもらった上で、予算と要望に合った機種を提案してもらうのが最も確実でスムーズです。


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